標識からつづら折りの山道を100mほど歩いて登ると、右手の絵馬堂に見える銅の馬が目印です。苔むした石段頂上の観音堂には柔和なお顔の観音さまが安置され、周囲には石仏群が立ち並びます。古来より馬を大切に育ててきた「木曽の馬頭三観音」と呼ばれているのが、木曽郡内の大桑村岩出観音、日義岩華観音と、この丸山馬頭観音。かつて、毎年卯月八日の縁日には、馬の健康祈願の参拝者が、この恩木集落を埋め尽くしたとも言われています。
長野県木曽郡木曽町開田高原末川1731